解説

銀行の統計データをビジネス化する「ミーポット」の可能性

口座情報やATM利用データをもとにマーケティングを高度化

みずほ銀行 フロンティアビジネス推進部 アナリティクスソリューションチーム 次長 /塚本 好宏

みずほ銀行 フロンティアビジネス推進部 アナリティクスソリューションチーム 調査役 /高谷 親信

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みずほ銀行は、2020年11月10日に統計データを用いた新サービス「Mizuho Insight Portal」(Mi-Pot=ミーポット)を開始した。ミーポットは、生活の中で行き来するお金の動きを統計データとして加工し、インターネット上で閲覧できるようにした法人向けサービスである。20年5月の銀行法改正に伴い、付随業務としてデータ提供ビジネスの取り扱いが可能となったことを受けてスタートした銀行業界初の取り組みとなる。当行ではミーポットを通じ、社会課題の解決ならびに企業の事業戦略の策定やマーケティング分析の一助を担うことを目指している。本稿ではその概要を説明する。

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つかもと よしひろ
18年入行、前職はクレジットカード企業で消費データの利活用マーケティングを経験。みずほ銀行のデータ利活用ビジネス立ち上げに当たり前職の知識・経験を活用可能な機会を得て入行。企業のデータ利活用のヒアリング等の一翼を担う。19年7月から現職。

たかや ちかのぶ
98年に第一勧銀情報システム(現みずほ情報総研)に入社。主に情報系のシステム開発に長年携わり、MINORIプロジェクトではビッグデータ分析環境の構築を担当。19年4月みずほ銀行に転籍し現職。ミーポットの企画およびプラットフォームの基盤構築を推進。