解説

ウィズ・ポストコロナに向けた資本性劣後ローンの新たな枠組み

官民協調融資を活用しつつ、金融機関はハンズオン支援を

中小企業庁 事業環境部 金融課長 /貴田 仁郎

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

中小企業庁は、資本性劣後ローンの利用対象をスタートアップ企業や事業再生中の企業だけでなく、「新型コロナウイルスの影響を受けている事業者」にまで拡大するとともに、官民協調による支援スキームを設けた。本稿では資本性劣後ローンの特徴に触れつつ、その概要を解説する。民間金融機関においては、政府系金融機関と連携した協調融資の実施に加え、コロナ収束後の経営改善に向けた事業計画の策定支援やハンズオンでの生産性向上などの本業支援にも取り組んでいく流れが期待される。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

きだ じろう
97年通商産業省(現経済産業省)入省。14年資源エネルギー庁長官官房国際室長、15年JETRO(日本貿易振興機構)ロンドン事務所産業調査員、18年7月から現職。