解説

米地銀グリーンドットの「進化」に見るBaaS提供の可能性

ネオバンクの発展を支えるビジネスモデル

マネーフォワード フィンテック研究所 研究員 /合江 篤

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米国では、オンライン専業で他社に銀行機能を提供するBaaS(Banking as a Service)と呼ばれるデジタルプレーヤーが台頭しつつある。なかでも、カリフォルニア州の地方銀行「グリーンドット・コーポレーション」は、プリペイドカード発行事業として創業し、地方銀行を買収後、現在はアップルなど巨大ITプラットフォーマーにBaaS基盤を提供するといった変遷をたどっている。本稿では、同社が時代の要請に応え、どのようにビジネスモデルを進化させてきたかを振り返りつつ、日本の金融機関におけるBaaS発展のヒントを探りたい。

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ごうえ あつし
慶應義塾大学法学部卒、同大学院法務研究科進学を経て、19年マネーフォワード入社。フィンテック研究所で金融制度、年金制度、海外の金融サービス動向を中心とする調査研究に従事。