金融庁 総合政策局 国際総括官 /三好 敏之
2025年3月期から、国内基準金融機関を含めてバーゼル3の適用が開始された。そうした中で、国際議論の中心はノンバンク金融仲介(NBFI)セクターの強靭化やマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与への対策強化、暗号資産への対応などに移っている。金融ビジネスの変化に合わせ、国際金融規制の議論も移り変わるなか、金融庁はどのように議論を主導し、日本のプレゼンス向上を図っているのか。金融庁の三好敏之国際総括官に聞いた。(編集部)
みよし としゆき
東京大学法学部卒、91年大蔵省(当時)入省。07年金融庁広報室長、09年監督局総務課監督企画室長。国際通貨基金(IMF)への派遣、財務省理財局・国際局勤務を経て、20年金融庁総合政策局参事官(国際担当)、22年審議官(監督局担当)。23年7月から現職。24年4月から2度目のバーゼル銀行監督委員会メンバー。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年6月24日号