特集銀行が進めるオープンイノベーション

野心的な目標設定こそオープンイノベーションを引き寄せる要諦

経営主導の戦略的意思決定や手段化、吸収能力の向上が生む成果

早稲田大学商学学術院 教授 /清水 洋

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いまオープンイノベーションに取り組もうとする企業は、それ自体が目的化しやすい。そもそもオープンイノベーションは野心的な目標設定があればおのずと視野に入る手段であり、組織の境界をどこに引くかという根幹的な判断を伴う以上、現場任せのボトムアップでは機能しない。オープンイノベーションを強力に推進していくためには、トップマネジメントによる戦略的な意思決定と手段化、吸収能力向上のための社内投資が欠かせない。

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しみず ひろし
73年生まれ。07年London School of EconomicsよりPh.D。一橋大学イノベーション研究センター専任講師、准教授、教授などを経て現職。日経・経済図書文化賞、高宮賞、シュンペーター賞、文部科学大臣表彰・科学技術部門受賞。著書に『野生化するイノベーション』(新潮社)、『イノベーションの科学』(中央公論新社)など。