特集検証 銀行持株会社

異業種参入組の再編が問うデジタル時代の他業禁止規制の課題

曖昧になる金融・非金融の境界、深まる銀行規制と実態との乖離

SBI金融経済研究所 理事長 /政井 貴子

SBI金融経済研究所 特任研究員 /山沖 義和

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デジタル化の進展により金融と非金融の融合が加速するなか、銀行法上の他業禁止規制は異業種から銀行業へ参入したグループの組織設計や事業戦略に大きな影響を与えている。これらの異業種参入組は、本業との相乗効果や自由度の高い事業展開を確保するため、2025年以降、多様な金融事業再編を相次いで行った。本稿では、近時の組織再編動向を整理した上で、デジタル金融時代における他業禁止規制の見直しの余地について考察する。

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まさい たかこ
複数の外資系金融機関で約20年勤務後、13年から新生銀行(現SBI新生銀行)執行役員(調査部門担当)。16年から日本銀行政策委員会審議委員。21年から現職(初代理事長)。

やまおき よしかず
82年慶應義塾大学卒、大蔵省(現財務省)入省。財務省・金融庁等を経て15年に信州大学教授に転職。17年社会科学系長・経法学部長、20年から信州大学大学院総合人文社会科学研究科長を兼務。22年SBI金融経済研究所顧問。24年信州大学名誉教授。専門分野は金融(地域金融機関のシステム共同化、暗号資産等のフィンテック)、財政。