解説

混戦のキャッシュレス市場で銀行系サービスが選ばれる条件

「安全性」「スケール」を武器に、先行するネット大手を追随へ

JPモルガン証券 株式調査部 シニアアナリスト /西原里江

JPモルガン証券 株式調査部 シニアアナリスト /森はるか

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

キャッシュレス化の動きは、ネット大手などの新規参入企業が先行するかたちで加速化している。銀行業界にとり、2019年は銀行系決済サービスをリリースする「キャッシュレス元年」に位置付けられそうだ。顧客還元面では異業種企業への太刀打ちが難しいなか、銀行の強みの一つである安全性を強調しつつ、業界が一丸となってスケール(規模)を追求していくことで、ユーザーに選ばれる可能性が残されている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

にしはら りえ
東京大学経済学部卒、日本銀行入行。みずほ証券を経て、16年JPモルガン証券入社(銀行セクター担当)。ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)修士。10~11年コロンビア・ビジネス・スクール日本経済経営研究所(CJEB)客員研究員。18年のInstitutionalInvestors誌アナリストランキングでは銀行セクター3位。

もり はるか
上智大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券入社。バークレイズ証券を経て13年JPモルガン証券入社(インターネット/ゲームセクター担当)。18年のInstitutional Investors誌アナリストランキングではインターネットセクター第1位、日経ヴェリタスアナリストランキングではゲーム・インターネットセクター2位。