解説

デジタル時代の金融危機に備える「預金取り付け防止策」

預金全額保護だけでは不十分、窓口対応を含んだ払い出し制限を

二松学舎 常任理事 /西畑 一哉

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1997年11月から12月にかけて起こった「魔の」平成金融危機。北海道拓殖銀行や山一証券の破綻が重なり、全国20先を超える金融機関で取り付け騒ぎが起こった。すでに金融当局は前年から預金の全額保護を打ち出していた。それにもかかわらず、システミックな取り付け騒ぎを防ぐことができなかったのには、預金を一度に全額払い出しできることが影響している。1日当たりの預金払い出し制限は、すでにATM経由や他行振り込みでは実施されている。緊急時の一定期間においては、店舗窓口でも認め、取り付け騒ぎをスローダウンさせることが考えられよう。

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にしはた かずや
79年大阪大学法学部卒、日本銀行入行。信用機構局や考査局を経て、預金保険機構大阪業務部長(日銀参事)、預金保険機構参与(金融再生部・調査部担当)。15年現職。

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