経済評論家 /加谷 珪一
第5世代移動通信方式「5G」の本格サービスが始まっている。現状でも一定程度の通信速度が確保できているため一般消費者のメリットは感じにくいが、産業用途においては従来の携帯電話インフラとは比べものにならないポテンシャルを秘めたサービスであり、長期的には産業構造を大きく変える可能性がある。本稿では、5Gが持つ潜在力と日本経済に対する影響について考察する。
かや けいいち
東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村証券グループの投資会社を経て独立し、中央省庁や金融機関に対するコンサルティング業務に従事。著書に『ポスト新産業革命』(CCCメディアハウス)など。
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