特集日本の金融・財政・社会の道標

物質的豊かさから国民の安心・安全へ、経済の目的を転換せよ

金融のコーディネート力が医療・生活・防災産業を育てる

(一財)日本総合研究所 会長/多摩大学 学長 / 寺島 実郎

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週刊金融財政事情が創刊されて以降の70年間、日本経済は前半に躍動し、後半は埋没していった。埋没した理由の一つは、産業界が円安・株高に甘え、新技術を吸収して世界で闘う意思を失ったことにある。アベノミクスによる金融主導の経済成長は経営者の感覚を麻痺させて産業力を弱め、貧困化に拍車を掛けた。実体経済に強さを取り戻すには、経済成長の目的を、物質的豊かさから国民の安心・安全に転換し、医療・生活・防災産業を基幹産業とする産業構造に再編成することが必要だ。

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てらしま じつろう
47年北海道生まれ。73年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、三井物産入社。ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、三井物産常務執行役員を歴任。現在、一般財団法人日本総合研究所会長、多摩大学学長。『日本再生の基軸』『新経済主義宣言』(石橋湛山賞受賞)など著書、共著多数。

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