今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症の拡大は、就職・採用活動の風景を一変させた。感染が広がり始めた2月以降、合同企業説明会や個別企業説明会は相次いで中止となり、多くの企業が選考活動についてもオンラインシフトを余儀なくされた。毎年、大規模な新卒採用をしている3メガバンクもオンラインシフトにかじを切り、みずほフィナンシャルグループ(FG)は1次面接から最終面接までをすべてオンラインで実施した。
ただし、オンラインでの採用活動には一長一短がある。コロナが一服した後には、オンラインとオフラインの良い面を組み合わせた「ハイブリッド型」の採用活動が定着する可能性が高いと考えられる。激動する「銀行」新卒採用の最前線を追った。
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年10月5日号