カウリス 代表 /島津 敦好
カウリス 代表 /島津 敦好
投稿日2020.09.11. /週刊金融財政事情 2020年9月14日号
近年、フィッシングサイトでID・パスワードを詐取し、銀行口座から預金を盗み出すといった手口が急増している。また、闇サイトなどを通じて口座売買が安易に行われているほか、ツイッターなどを通じた口座の不正開設が増加しており、こうした不正口座を用いたマネー・ローンダリングが広がっている。犯罪集団はセキュリティー対策が弱い金融機関を集中的に狙う。独自で対策を講じることに限界がある金融機関は、外部のセキュリティーベンダーと連携する必要があるだろう。
しまづ あつよし
京都大学卒業後、ドリコム入社。その後、オンライン英会話学習のロゼッタストーン・ジャパンを経て、Capy社で不正ログイン対策のソリューション提案に従事。15年にカウリスを創業。法人向けクラウド型不正検知サービス「フロードアラート」を開発・販売。フィッシング対策協議会運営委員。eメール:info@caulis.jp
掲載号 /週刊金融財政事情 2020年9月14日号