解説

「ウィズコロナ」のM&Aはどう変わるのか

不安定な時期のうちに顧客と議論し、案件成立につなげる姿勢を

日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 シニアマネジャー /林 信行

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コロナショック以前のM&Aは好調に推移していたが、足元は金額・件数いずれも落ち込みが激しい。ミニバブル的なM&Aの価格水準はリセットされ、企業価値は下落している。しかし、このような時期こそ良質なM&Aを見いだす好機でもある。従来は売り手・買い手いずれも価格ありきのM&Aに陥りがちだったが、企業の成長戦略に資するというM&Aの原点に戻り、金融機関はコロナの影響が残る今のうちから顧客企業と議論を深め、案件成立につなげる役割が求められる。

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はやし のぶゆき
都市銀行を経て、19年日本総研に入社。都市銀行およびグループ証券会社で主にファイナンシャルアドバイザーとして、上場企業から中小企業にわたる多種多様なM&A案件に関与し、多数の成約実績を持つ。日本総研入社後は主としてM&A戦略策定、ビジネス・デューデリジェンス、Post Merger Integration等に関わる。