特集金融サービスの手数料問題を考える

わが国における為替手数料見直しの方向性

銀行サービスの全体像を見ながら多角的な検討が必要

明治大学 政治経済学部 教授 /小早川 周司

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4月21日に公表された公正取引委員会の報告書(22ページ参照)などを契機とし、銀行サービスへのフィンテックの活用やその手数料の在り方を巡る議論がこれから活発化しそうだ。オーストラリアの事例を参考にしながら、報告書が現状の是正を求めた銀行間手数料を今後どう見直していくべきかについて考えてみたい。

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こばやかわ しゅうじ
一橋大学経済学部卒業後、英オックスフォード大学経済学博士課程修了(D. Phil.)。日本銀行企画局参事役、決済機構局参事役等を経て、19年から現職。