解説

日本に「敵対的買収」を受け入れる土壌は生まれるか

目立つ敵対的買収、その動向を読み解く

JPリサーチ&コンサルティング 顧問 /杉山 仁

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

日本における大企業による敵対的買収の成功例は、これまでも昨年の伊藤忠商事によるデザント買収の1件のみであり、失敗例を含めても平均して年間2件にも満たない。実は米国でも、敵対的買収は買収件数全体の約0.4%にとどまり、特殊なケースと見なされている。日本では、「三方よし」の企業風土、取締役会の義務を巡る判例、経営人材の流動性、経営者に対する報酬体系などが米国と大きく異なることから、今後も、敵対的買収が急増することはないとみる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

すぎやま ひとし
72年一橋大学卒、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。米英勤務11年。海外M&Aと買収後経営に精通する。経済産業省による「我が国企業による海外M&A研究会報告書」作成に有識者委員として参加。著書に『日本一わかりやすい海外M&A入門』のほか、M&Aと買収後経営に関する論文執筆や講演も多数。