解説

株主優待の課題を克服する新たなファンマーケティング

Fundsが可能にする「ファン投資家コミュニティー」の創造

ファンズ リーガル・コンプライアンス部長/弁護士 /髙尾 知達

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個人投資家向けのIR活動を積極化する企業が増加している。代表例が株主優待の導入だ。その主な狙いは、安定株主の獲得とファンマーケティングである。ファン株主の提唱者であるカゴメの場合、株主は一般消費者の約10倍ものカゴメ製品を購入するという。このように出資は企業に愛着を持つきっかけになるが、株式の場合、株価下落によりせっかくファンになってくれた投資家を失望させる可能性もある。この点、Funds(ファンズ)は相場による値動きがなく、利回り予定型のファンドを提供しており、ファン投資家のコミュニティー・プラットフォームとして活用の余地がある。

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たかお ともみち
IT企業、証券会社を経て17年クラウドポート(現ファンズ)入社。Fundsの立ち上げにあたり金商業登録と商品・サービスの設計に携わる。現在はリーガル・コンプライアンス部長として法務、コンプライアンスおよび案件審査を管掌。他の論稿に「転換期を迎えた融資型クラウドファンディング」(「金融法務事情」19年6月10日号30ページ)がある。