特集市場構造改革への一里塚

東証は長期的な目線で魅力的な株式市場を描けるか

既存の1部上場企業に手厚い配慮も、TOPIXの切り分けで一矢
  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

金融庁の金融審議会「市場構造専門グループ」は昨年12月27日に公表した報告書で、東京証券取引所の市場区分を2022年上半期に再編する方向性を整理した。既存の1部上場企業は後継のプライム市場に残留できるため、焦点となっていた“降格”基準の導入は事実上の見送りに。むしろ、注目されているのは、新しいTOPIXを市場区分とは切り分けることだ。流動性などを重視した新しい株式指数の誕生に期待が集まる。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら