特集シェアリング・エコノミーを取り込め

シェアエコがもたらす「手触り感のあるイノベーション」

地域金融機関にはベンチャー育成の観点からの支援を期待

内閣官房 シェアリングエコノミー促進室 企画官 /髙田 裕介

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シェアエコは政府の各種戦略にマッチする、社会課題解決の重要なツールだ。事故・トラブル時対応、現行法令への抵触の可能性、低い認知度などの課題については対策を進めている。「既存ビジネスを脅かす」との批判もあるが、「所有から利用へ」という構造変化の大きな波は避けられない。むしろ構造転換のチャンスとみるべきであり、地方創生の観点からも、公共施設の再生や地域共助を進める新たな政策手段として期待されている。

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たかだ ゆうすけ
00年旧郵政省(現総務省)入省。岡山市情報政策担当審議監、情報流通行政局地域通信振興課、内閣官房2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室などを経て、17年7月から現職。