解説

ネット専業銀行にみる住宅ローン戦略

住信SBIネット銀行とソニー銀行の残高増の背景

農林中金総合研究所 主任研究員 /古江 晋也

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マイナス金利政策の導入以降、住宅ローンの借換え競争が一段と激しくなるなか、店舗をもたないインターネット専業銀行の存在感が増しつつある。ネット専業銀行の住宅ローン戦略は、ITを駆使して「低金利を武器に業績拡大を図る」というイメージが強いが、一方で、行員が顧客のニーズに耳を傾け、顧客対応や商品性の強化を図っていることはあまり知られていない。本稿ではネット専業銀行のなかでトップクラスの貸出金残高と預貸率を誇る住信SBIネット銀行とソニー銀行について、両行の住宅ローン戦略の取組みを検証する。

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ふるえ しんや
04年農林中金総合研究所入社。調査第二部、農林中央金庫出向、調査第一部を経て、15年から調査第二部。国内外の地域金融機関の経営戦略の調査研究に従事。本誌連載「隣の金融機関」を執筆している。