解説

銀行勘定の金利リスクのモニタリング手法等の見直し

深度ある対話を通じた課題の共有と、改善策の策定を重視したモニタリングへ

金融庁検査局総務課 課長補佐 /佐々木 豪

金融庁監督局総務課健全性基準室 課長補佐 /塩見 尚史

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金融庁は6月30日、金利リスクのモニタリング手法等の見直しについて公表した。これは、最近の金利環境や2016年4月にバーゼル銀行監督委員会(バーゼル委)から公表された「銀行勘定の金利リスク(Interest Rate Risk in theBanking Book=IRRBB)」に係る最終合意等をふまえ、銀行勘定の金利リスクに係るモニタリング等について見直す観点から、告示および監督指針について所要の改正を行うものである。本稿ではその概要を紹介する(本稿に示された見解は筆者のものであり、筆者が所属する組織のものではない)。

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ささき つよし
09年入庁、国際通貨基金職員、金融庁監督局総務課健全性基準室課長補佐(銀行勘定の金利リスク担当)などを経て、17年7月から現職。

しおみ なおふみ
金融庁監督局総務課健全性基準室課長補佐(銀行勘定の金利リスク担当)。16年6月から現職。