金融庁 監督局総務課 健全性基準室 課長補佐 /島村 侑子
金融庁 監督局総務課 健全性基準室 課長補佐 /島村 侑子
日本銀行 金融機構局 国際課 企画役 /河内 茂雄
日本銀行 金融機構局 国際化 企画役 /矢内 佳奈
投稿日2018.02.12. /週刊金融財政事情 2018年2月12日号
昨年12月に最終化されたバーゼルIIIの新たな規制枠組みでは、オペレーショナルリスク(オペリスク)の計測手法について、①現行の2種類の標準的手法が廃止され、新しい標準的手法(SMA=StandardizedMeasurementApproach)に一本化されるほか、②内部モデル手法である先進的計測手法が廃止されることとなった。本稿では、これまでの議論の経緯と最終化パッケージの内容等について説明する。なお、本稿における意見などは、執筆者の個人的見解であり、必ずしも金融庁・日本銀行の公式な見解を表わすものではない。
しまむら ゆうこ
06年京都大学法学部卒、08年同大学大学院公共政策教育部修了(修士)。17年8月から現職。
かわうち しげお
02年東京大学法学部卒、04年同大学大学院法学政治学研究課修了(修士)、08年ノースウェスタン大学修了(LL.M.)。14年8月から金融庁監督局総務課健全性基準室課長補佐、17年9月から現職。
やない かな
04年東京大学法学部卒、10年カリフォルニア大学バークレー校修了(LL.M.)。17年6月から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年2月12日号