特集最終決着 バーゼル規制改革の全貌

最終化パッケージの全体像─検討の背景と合意の意義

所要自己資本の全体水準を大きく引き上げないバランスの取れた規制枠組みに

金融庁 総務企画局 総務課国際室 国際銀行規制調査官 /大城 健司

日本銀行 金融機構局 参事役 /峯岸 誠

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バーゼルIII(国際的な銀行の自己資本比率規制等)の最終化に伴い、金融危機の発生を契機に開始された金融規制枠組みのグローバルな改革はおおむね完了した。これと同時に、国債などのソブリン向け与信の扱いについては、現行の規制を変更しないこととなった。今般の合意は、規制の簡素さや比較可能性を向上させつつリスク感応度の維持にも配慮したバランスの取れたものとなっており、本邦金融機関にとっても、十分対応可能な内容と考えられる。今後は、本邦金融機関の対応状況等を注視しつつ、円滑な国内実施に取り組むとともに、規制の影響についての国際的な検証作業にも、わが国としてしっかりと参画し、貢献していく必要がある。

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おおき けんじ
93年大分大学大学院修了、大蔵省入省。97年英ノッティンガム大学国際経済学修士、98年英ウォーリック大学国際政治経済学ディプロマ。検査局地域金融機関等モニタリング第2チーム長などを経て、15年7月から現職。

みねぎし まこと
94年一橋大学法学部卒、日本銀行入行。00年米ハーバード大学行政学修士。金融機構局金融第3課長などを経て、17年4月から現職。