専修大学 商学部 准教授 /谷守 正行
専修大学 商学部 准教授 /谷守 正行
投稿日2018.03.12. /週刊金融財政事情 2018年3月12日号
本稿では、日本の金融機関の現状の収益管理の課題と見直しの方向性を指摘する。具体的には、①リスクマネジメントへの進化に向けて「RAF+統合リスク管理」を実施すること、②コストの考え方は費用消費から「資産活用アプローチ」に転換すること、③一層の顧客本位の取組みを推進するため「顧客関係性に基づく総合的な収益管理」を実施すること──の3点が重要な取組みになる。
たにもり まさゆき
84年九州大学卒、三井銀行総合企画部にて管理会計担当、03年より大手SIベンダー金融事業本部部長、06年りそな銀行でグループ経営管理担当。12年PwCあらた有限責任監査法人ディレクター、14年から現職。博士(経営学)、日本証券アナリスト協会検定会員。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年3月12日号