解説

インフレに対して特別警戒モードに入った米国証券市場

米国株急落に拍車をかけたショート・ボラティリティ・トレードの巻き戻し

米国みずほ証券 USマクロストラテジスト /石原 哲夫

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雇用統計の発表など、三つのイベントが警戒感を確実に呼び込み、2月に大幅に下落した米国の株式市場だが、下落の引き金を引いたのは、XIV投資など、ショートボラ取引と呼ばれる投資手法だ。ヘッジファンドや投資銀行、機関投資家だけではなく、一般の個人投資家にも普及し、爆発的な人気を呼んでいた。現在、米国債券市場もインフレとボラティリティの高まりを懸念し、「特別警戒モード」に入っている。

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いしはら てつお
91年日本興業銀行入行、ロンドン興銀シンジケーション部やみずほ証券金融市場調査部等を経て15年8月から現職。30 カ国に渡航し、海外に22年間在住。国際基督教大学教養学部社会科学科卒、米国公認会計士。ニューヨーク生まれ。