昨今、新聞の社会面などにおいて、「奨学金破産」に関する報道が目に付く。奨学金とは本来、返還されたものが次の世代の学生に貸し出されるものであり、そこが滞ると、制度としての持続可能性が揺らぐことになる。格差問題の象徴のように報じられている「奨学金破産」は、どこまで深刻な問題なのか。奨学金事業の現状と今後の制度設計について、日本銀行出身で、2011年から日本学生支援機構の理事長を務める遠藤勝裕氏に聞いた(編集部)。
昨今、新聞の社会面などにおいて、「奨学金破産」に関する報道が目に付く。奨学金とは本来、返還されたものが次の世代の学生に貸し出されるものであり、そこが滞ると、制度としての持続可能性が揺らぐことになる。格差問題の象徴のように報じられている「奨学金破産」は、どこまで深刻な問題なのか。奨学金事業の現状と今後の制度設計について、日本銀行出身で、2011年から日本学生支援機構の理事長を務める遠藤勝裕氏に聞いた(編集部)。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年7月9日号