独自の高収益モデルを築いたスルガ銀行が揺れている。不動産会社やオーナーの責任と思われたシェアハウス問題は、行員による審査書類改竄や通帳偽造などの問題に発展。シェアハウス以外の不動産融資でも行員の不正が疑われており、同行は問題融資案件の貸倒引当金を積み増すため、一度発表した決算をひと月足らずで下方修正した。金融庁の森信親長官がその収益性をお手本事例にするなど「地銀の勝ち組」だったはずのスルガ銀行は、どこでぺダルを踏み間違えたのか。
独自の高収益モデルを築いたスルガ銀行が揺れている。不動産会社やオーナーの責任と思われたシェアハウス問題は、行員による審査書類改竄や通帳偽造などの問題に発展。シェアハウス以外の不動産融資でも行員の不正が疑われており、同行は問題融資案件の貸倒引当金を積み増すため、一度発表した決算をひと月足らずで下方修正した。金融庁の森信親長官がその収益性をお手本事例にするなど「地銀の勝ち組」だったはずのスルガ銀行は、どこでぺダルを踏み間違えたのか。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年7月2日号