特集根付くか 地銀の人材紹介事業

地域金融機関による人材紹介支援の課題と可能性

「地域総合サービス業」の契機に

みずほ情報総研 社会政策コンサルティング部 福祉・労働課 課長 /田中 文隆

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昨年3月に金融庁が公表した「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」の改正により、地域金融機関による人材紹介業務が付随業務として明記された。これまでもビジネスマッチングの枠組みによる取引先への人材紹介支援は行われてきたが、指針改正により、地域金融機関本体による紹介免許の取得や人材紹介会社との人材交流などが見られるようになっている。筆者は、国の人材確保などに関する実証事業を側面支援する事務局(内閣府「プロフェッショナル人材事業」、中小企業庁「中核人材確保スキーム事業」)に携わっている。そこから得た知見を基に、地域金融機関の人材紹介業務の課題と可能性を考えたい。

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たなか ふみたか
早稲田大学卒業、大手銀行勤務後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了。01年みずほ情報総研入社後、厚生労働省に出向し労働経済白書執筆に従事。地域雇用創出政策、産業人材政策、多様な働き方に関する政策等の官公庁関連の受託調査研究業務、実証事業等に多数従事。