地域経済エコシステムの形成において、地域が持つ強みや特性を生かし、イノベーション活動が自律的に展開する仕組みの構築が求められている。そのコーディネーターの役割を担えるのは、経営地盤に豊かなネットワークを持つ金融機関のはずだ。リレバンを核とした山陰合同銀行地域振興部の取組みは、地域商社の展開、産学連携による大学シーズの事業化、山陰の「火の玉人材」の発掘など多岐にわたり、地域経済エコシステムにおける金融機関のあるべき姿を示唆している。“ごうぎん流地方創生”の活動内容を追った。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年4月22日号