日本大学商学部 教授 /長谷川 勉
日本大学商学部 教授 /長谷川 勉
投稿日2018.12.03. /週刊金融財政事情 2018年12月3日号
GABVは、利潤極大化・株主価値の最大化を志向しない金融機関の集まりである。近年注目を浴びるESGやSDGsに先行するソーシャル・ファイナンスの実践に深くコミットしており、日本では今年7月に第一勧業信用組合の加入が認められた。興味深いのは、事業の継続可能な収益と経済的・社会的・自然的価値の実現の両立を目指している点である。海外の事例を紹介しつつ、その意義を探りたい。
はせがわ つとむ
91年日本大学商学部助手、94年専任講師、98年助教授を経て、現在に至る。02~03年英キングストン大学客員教授を歴任。単著に『協同組織金融の形成と動態』(日本経済評論社、00年)、共著に『いまなぜ信金信組か』(日本経済評論社、07年)等がある。
掲載号 /週刊金融財政事情 2018年12月3日号