解説

金融緩和政策の効果は金融機関にも届く

名目GDPが拡大すれば、金融業のGDPも拡大する

日本銀行 政策委員会審議委員 / 原田 泰

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

大胆な金融緩和の実施以来、経済は改善している。もちろん、物価が年々下落していくデフレ状況からは脱したが、消費者物価上昇率の2%目標は達成できていない。金融緩和には銀行の経営悪化という副作用があるという議論も根強い。だが、実体経済の改善という良いことが起きているのだから、それは金融機関にも裨益(ひえき)するはずであり、現在の金融緩和を続けていけばよいと私は考える。経済全体が良くなっているのだから、これを考慮しない議論はやや一方的ではないか。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

はらだ ゆたか
74年東京大学卒業、経済企画庁海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授などを経て現職。経済学博士。著書に『日本国の原則』(石橋湛山賞受賞)、『長期不況の理論と実証』(共著)、『昭和恐慌の研究』(共著、日経・経済図書文化賞受賞)等。

アクセスランキング

【きんざいOnlineからのお知らせ】