特集金融サブスクリプションの可能性

サブスクモデルによるアカウントフィー導入には意義

収益を確保しながら顧客本位のサービス提供が実現可能

専修大学 商学部 准教授 /谷守 正行

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「口座維持」手数料を巡るニュースが散見されるが、銀行都合となると導入が難しいことは明らかだ。しかし、他業界を参考にしつつ、サブスクリプションモデルの「銀行口座」手数料(=アカウントフィー)であれば顧客の理解が期待できる。サブスクリプションモデルを採用することで顧客本位のサービスが推進され、顧客との共創価値の向上も図られる。地域銀行におけるアカウントフィー導入のシミュレーションでは、それなりの解約を踏まえても収益を確保できることがわかった。

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たにもり まさゆき
84年九州大学卒、旧さくら銀行総合企画部にて管理会計担当、03年より大手SIベンダー金融事業本部部長、06年りそなホールディングスでグループ経営管理担当。12年PwCあらた監査法人ディレクター、14年から現職。博士(経営学)、日本証券アナリスト協会検定会員。