貸出や有価証券、デリバティブまで、あらゆる金融取引のベース金利になっている「LIBOR」。この世界共通の金利指標が2021年末に消滅する見通しになっている。当然、インパクトは絶大だ。各国は後継金利指標の開発に取り組むが、わずか3年弱で信頼できる指標に育つのか。21年末をまたぐ契約変更、後継金利指標をベースとしたシステム改修、市場リスク管理など、金融機関が数々の難題に直面するのは必至。市場のボラティリティーが高まることも危惧されている。
貸出や有価証券、デリバティブまで、あらゆる金融取引のベース金利になっている「LIBOR」。この世界共通の金利指標が2021年末に消滅する見通しになっている。当然、インパクトは絶大だ。各国は後継金利指標の開発に取り組むが、わずか3年弱で信頼できる指標に育つのか。21年末をまたぐ契約変更、後継金利指標をベースとしたシステム改修、市場リスク管理など、金融機関が数々の難題に直面するのは必至。市場のボラティリティーが高まることも危惧されている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年4月22日号