KPMGジャパン フィンテック・イノベーション部 副部長 /保木 健次
KPMGジャパン フィンテック・イノベーション部 副部長 /保木 健次
投稿日2019.11.18. /週刊金融財政事情 2019年11月18日号
ZEDIの普及や、手形・小切手から電子記録債権・EBへの移行といった決済インフラの高度化が進めば、企業において省力化をはじめとする多くのメリットが期待できる。しかし、そうした機能・メリットが別の新しいフィンテックサービスによって提供されれば、ZEDIや電子記録債権の利用拡大につながるとは限らない。銀行界には、利用拡大を図るための踏み込んだ決断が求められている。(本文中の意見に関する部分については、筆者の私見であることをあらかじめお断りしておく)
ほき けんじ
国内外の金融機関にてファンドマネジメント業務などを経験。03年に金融庁に入庁し、証券取引等監視委員会特別調査課、米国商品先物取引委員会(CFTC)、金融庁総務企画局市場課、経済協力開発機構(OECD)、金融庁総務企画局総務課国際室にて勤務。14年にあずさ監査法人入所。フィンテック関連規制対応等のアドバイザリー業務に従事。