ニッセイ基礎研究所 経済研究部 主任研究員 /三浦 祐介
ニッセイ基礎研究所 経済研究部 主任研究員 /三浦 祐介
投稿日2026.09.11. /週刊金融財政事情 2026年9月15日号
不動産不況や地方財政難、内需低迷が中国経済に深い「影」を落とす一方、ハイテクを中心とする新たな産業は成長し、「光」も着実に強まっている。こうした光と影は、量的拡大から質的向上に切り替える中国経済の構造転換により生じたものであり、対外的な中国パワーにも変化をもたらしつつある。さらに中国は、独自の制度や、国際秩序を巡る理念を相次いで打ち出し、長期的な影響力の拡大に向けた布石を着々と打っている。経済成長が減速する中でも、中国は新たな経済的パワーを生かしつつ、今後もしたたかに対外的な影響力の拡大を図っていくだろう。
みうら ゆうすけ
06年みずほ総合研究所入社。09年アジア調査部中国室、10年に北京語言大学留学後、16年からみずほ銀行(中国)有限公司出向、20年人事部。23年ニッセイ基礎研究所入社。
掲載号 /週刊金融財政事情 2026年9月15日号