クライメート・トランジション利付国債(CT債)で、通常の債券より価格が高くなる「グリーニアム」が、久しぶりに復活している。5月の入札に続いて8月の入札でも発生し、流通市場でも定着しつつある状況だ。もっとも、背景には2025年度からの発行金額の絞り込みがあり、日本銀行の気候変動オペの存在が買い需要を支えるなど、幅広い投資家の関心を集めているとはいえない。政府が掲げる「10年で20兆円規模」の資金確保が実現できるかは視界不良の状況だ。
掲載号 /週刊金融財政事情 2026年9月8日号