日本の長期金利は8月18日、一時2.945%まで上昇し、約30年ぶりの水準に達した。年初は高市早苗政権の積極財政への警戒感が相場を支配していたが、その後、中東情勢によるインフレ懸念や日本銀行の利上げ観測が浮上し、金利上昇の主因はその都度変化している。財政リスクプレミアムが高止まりする日本と、財政悪化を背景に長期金利の抑制に動く米国の思惑が交錯するなか、市場の関心は、日銀が政策金利をいかなるペースで、どこまで引き上げるかに移る。
掲載号 /週刊金融財政事情 2026年9月1日号