特集AIエージェントが変える取引の未来

エージェンティックコマースにおける金融機関の役割と戦略

次世代決済サービスに対応し、トラストアンカーとなれ

インフキュリオン 主席アナリスト /森岡 剛

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生成AI(人工知能)の急速な進化に伴い、AIエージェントが自律的に商品の比較から契約、決済までを代行する「エージェンティックコマース」(以下、Aコマース)が世界的な潮流となりつつある。しかし、従来の決済インフラは「人間の操作」を前提としており、AIの自律的な決済にはセキュリティーやコストの面で大きなギャップが存在する。本稿では、国内外の最新動向をひもときながら、Aコマース時代に金融機関が果たすべき役割と求められる戦略を展望する。

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もりおか つよし
博士(トロント大学、コンピューターサイエンス)。日立製作所を経て14年インフキュリオン入社。豊富な海外事例の情報を踏まえた決済領域の分析に定評があり、社内外の各種メディアへの寄稿や社外講演など情報発信にも取り組む。