解説

年金資産のDCシフトがもたらす「個人投資資本主義」への転換

5カ国比較が示唆する「年金基金社会主義」からの脱却の必要性

年金運用アナリスト /陣場 隆

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年金資産総額の上位5カ国のうち、日本は依然、他国に比してDB(確定給付年金)が中心だ。本稿では、各国の年金資産構成を概観した上で、年金制度の比較を通じて、こうした状況が生じている背景を探る。その上で、わが国においても今後はDC(確定拠出年金)が拡大していくと考えられることを踏まえ、わが国の資本市場の「年金基金社会主義」から「個人投資資本主義」へのレジームチェンジの可能性について考察する。

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じんば たかし
83年京都大学法学部卒。三井信託銀行、年金資金運用研究センター、三井アセット信託銀行などを経て、07年年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)。運用部長、調査数理室長などを歴任し、20年定年退職。GPIF勤務の13年間で、運用機関構成の決定や基本ポートフォリオの策定を統括した。ペンシルベニア大学ウォートン校MBA、CFA協会認定証券アナリスト。