特集結果が問われるガバナンス改革

〈談話〉稼ぐ力向上を促すガバナンス高度化で取り組みの「実質」に焦点

株主をはじめステークホルダーには合理的な「説明」を

日本総合研究所 シニアフェロー /翁 百合

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コーポレートガバナンス・コード(CGコード)は日本企業の経営陣の姿勢を大きく変えた一方で、コードの細則化や、企業・投資家の短期志向といった課題も浮き彫りになってきた。これらに対応するのが今般のCGコード改訂の狙いである。議論の過程では、原則・補充原則の絞り込みによる実質化を期待する声や、企業が保有する現預金を巡る見方など、さまざまな意見が見られた。多様なステークホルダーに目配りしつつ、形式ではなく「実質」を重視した取り組みが広がることに期待したい。

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おきな ゆり
82年慶應義塾大学経済学部卒、84年同大学院経営管理研究科修士課程修了後、日本銀行入行。92年日本総合研究所入社、理事長等を経て、25年から現職。金融庁「コーポレートガバナンス・コードの改訂に関する有識者会議」座長。現在、金融審議会委員、一橋大学大学院特任教授などを務める。京都大学博士(経済学)。