解説決算分析

新形態銀行の2026年3月期決算分析

口座の利便性と資金運用の在り方が一層問われる局面に

日本格付研究所 審議役 /炭谷 健志

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2026年3月期の新形態銀行決算では、他業態を凌駕する二桁の預金増に象徴されるハイペースの量的拡大を主因に、全体として順調な業績推移が続いた。しかし、預金獲得競争や預貸率の上昇を背景に、預金利回りや住宅ローンなどにつき、銀行間でこれまでは見られなかった差も現れてきた。これは口座の利便性の一層の向上や資金運用の見直しの必要性を改めて示唆する変化だといえる。

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すみたに けんじ
政府系金融機関を経て、02年日本格付研究所入社。新形態銀行の草創期から銀行等の格付けに従事。格付けのプロセス・手法の統括も担当し、22年からチーフ・コンプライアンス・オフィサーおよび現職。米国公認会計士。