解説

仮説思考による全東信粉飾決算の構造分析とその教訓

取引仕訳で読み解く「負債の収益化」の仕組み

CFB竹橋経営コンサルティング 取締役 /足澤 聡

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クレジットカード決済代行業の全東信(大阪市)は今年7月、20年にわたる粉飾決算の末に倒産した。判明した手口は、預金水増しや架空債権など資産の過大計上に加え、加盟店への未払立替精算金の未計上である。本稿では、判明している事実を取引仕訳に還元し、粉飾の構造を仮説として分析するとともに、金融機関の融資審査・与信管理に残された教訓を考察する。

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あしざわ さとし
東北大学経済学部卒。北海道拓殖銀行勤務後、金融庁・関東財務局で検査業務に従事。退官後はプロモントリー・フィナンシャル・ジャパンを経て、竹橋経営コンサルティング入社。粉飾決算をテーマに研修・講演活動を行っている。