特集変革急務の信金・信組

破綻処理等を背景に読み解く信用金庫・信用組合業界の“心理”

2000年以降の協同組織金融に見る変転のかたち

大阪公立大学 客員教授 /由里 宗之

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筆者は、信用金庫・信用組合業界の人々と関わってきた研究者として、両業界を長らく観察してきた。そこで本稿では、①2000年代初頭の破綻・再編の多発、②信金・信組という並存する協同組織金融機関制度を巡る見直しについて、「両業界の人たちの目にどのように映り、いかなる心理的影響をもたらしたのか」ということに重点を置いて論じてみたい。

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ゆり むねゆき
82年京都大学文学部卒、84年同経済学部卒、90年ハーバード大学ケネディ行政学大学院修了。84~96年大和銀行(現りそな銀行)、98年中京大専任講師、助教授を経て、05~19年教授。05~10年瀬戸信用金庫員外監事。19年から現職。