解説

統合報告書に投資家が求める非財務情報開示の在り方

競争優位性と課題の両方を経営者の生の声で説明せよ

宝印刷D&IR研究所 主席研究員 /小谷 正彰

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日本の統合報告書は、2013年12月に国際統合報告評議会(IIRC)によるフレームワークが公表されたことを契機に普及した。現在では東京証券取引所における全上場企業の約3割(1,214社)が統合報告書を作成するまでになっている(25年末時点)。任意開示である統合報告書は、法定開示書類のように「何を書くべきか」という規則はなく、多くの上場企業が試行錯誤で作成している。本稿では、現場で統合報告書作成支援を行っている実務者として、統合報告書の今後の在り方を考察してみたい。

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こたに まさあき
野村証券の調査部門、投資銀行部門(海外約11年)約30年の勤務を経て14年宝印刷入社。大阪および名古屋の支店マネジメントのかたわら、統合報告書作成支援に従事。19年から現職にて主に国内外のサステナビリティー情報開示の調査・研究に従事。