解説シリーズ 変革期の金融・財政政策 第1回

異次元緩和でも難攻だった日本のデフレマインドという牙城

政策研究大学院大学 政策研究院 シニア・フェロー /黒田 東彦

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2013年以降、15年にも及ぶデフレからの脱却を掲げ、量的・質的金融緩和やマイナス金利政策、長短金利操作など前例のない非伝統的金融政策を導入してきた日本銀行。22年には目標としていた物価上昇率2%に到達したものの、賃金と物価が共に上昇する好循環が確認され日銀が正常化に踏み切るまでには、約2年の時間を要した。異次元緩和の成果とは何だったのか。当時の状況や政策効果、日銀を取り巻く展望、財政規律などについて、黒田東彦前日本銀行総裁に聞いた。(編集部)

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くろだ はるひこ
67年東京大学法学部卒、大蔵省(現財務省)入省。94年大蔵省大臣官房審議官(国際金融局担当)、96年財政金融研究所長、97年国際金融局長、98年国際局長、99年財務官、03年一橋大学大学院経済学研究科教授、05年アジア開発銀行総裁を経て、13年日本銀行総裁。23年から現職。日本経済研究センター研究顧問。