特集量子コンピューターの実装に向けた挑戦

金融機関に求められるPQC移行の実務ロードマップ

量子コンピューターの進展で高まる既存暗号技術の危殆化リスク

金融ISAC FinTechセキュリティワーキンググループ 座長 /福田 健太

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量子コンピューターの進展は、金融サービスの高度化に資する一方、現在広く使われる公開鍵暗号を危殆化させる可能性がある。金融機関にとって耐量子計算機暗号(PQC)への移行は、顧客情報や決済、認証、電子署名の機密性・信頼性を守るための中長期の経営課題に位置付けられる。本稿では、国内外の動向を踏まえ、金融機関が今から取り組むべき移行計画や優先順位付け、実務上の留意点を整理する。

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ふくだ けんた
三井住友フィナンシャルグループ・三井住友銀行サイバーセキュリティ統括部部長代理。ITベンダーや事業会社においてシステム開発、デジタル戦略、セキュリティー運用のキャリアを経て現職。26年6月から金融ISAC FinTechセキュリティワーキンググループ座長。