特集日銀「政策金利1.0%」のインパクト

本格的な金利のある世界が金融機関や家計の行動変容を促進

緩和的金融環境が続き、ビハインド・ザ・カーブに根強い警戒感

大和証券 金融市場調査部 チーフストラテジスト /尾谷 俊

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日本銀行は今年6月の金融政策決定会合で政策金利を1%へ引き上げた。長短金利はいずれも約30年ぶりの水準に到達し、日本経済は「金利のある世界」が本格的に定着しつつある。しかし、貸出の増加やインフレの継続を踏まえると、金融環境は依然として緩和的であり、市場は追加利上げを織り込み始めている。今後の金融政策の行方と、それが金融市場や金融機関に与える影響を考察する。

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おたに しゅん
02年横浜市立大学商学部経済学科卒、同年大和証券SMBC(現大和証券)入社。債券部、金融市場営業部、大和証券キャピタル・マーケッツ韓国、債券営業部などを経て20年から現職。17年一橋大学大学院国際企業戦略研究科金融戦略・経営財務コース修士課程修了。トレーディング、セールス経験を踏まえて、学術的な視点も活用しながら債券市場の分析と見通しを提供している。