特集量子コンピューターの実装に向けた挑戦

日本成長戦略の下で進める量子分野の産業化とエコシステム構築

産業発展にはユースケース拡大や市場形成、投資循環が不可欠

内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局 政策企画調査官 /佐藤 彰洋

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量子技術はAI(人工知能)や半導体と並ぶ次世代の基盤技術であり、競争は研究開発から産業化や市場形成に移行している。今後の競争の本質は、個別技術の優劣よりも「技術」「人材」「資本」「市場」を統合した量子エコシステムを構築する力にある。わが国は日本成長戦略の下、量子分野を重点戦略分野の一つに位置付け、官民投資ロードマップを取りまとめている。本稿では、量子分野の産業化の現状と課題を整理し、今後の政策の方向性を示す。

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さとう あきひろ
京都大学大学院工学研究科修了。IHIにて航空エンジン材料の研究開発や組織開発に従事。24年から内閣府で量子技術の国家戦略の策定・推進や国際連携に携わる。博士(工学)。