特集広がれ! 未上場企業投資への道

スタートアップの価値創造を支えるガバナンスの在り方

“形式”から“実質”に転換を図るために備えるべき目線

日本スタートアップ監査役等協会 理事長 /江戸川 泰路

日本スタートアップ監査役等協会 副理事長 /芦澤 美智子

日本スタートアップ監査役等協会 副理事長 /松澤 香

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未上場段階にあるスタートアップ経営は、スピードと柔軟性を武器とする半面、ガバナンスや内部統制の脆弱さを抱えていることが多い。近年、スタートアップの不正事案が注目されるなか、スタートアップがどのように「あるべきガバナンス」体制を構築していくかは、投資家と経営者だけでなく日本社会にとっても重要な課題といえる。本稿では、日本スタートアップ監査役等協会(JSASA)で行われた議論を踏まえ、価値創造を支えるためのガバナンスの役割と設計の方向性を示したい。

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えどがわ たいじ
97年太田昭和監査法人(現EY新日本監査法人)入所。10年同法人パートナー。19年スタートアップおよびエコシステム支援を専門とするEDiX Professional Groupを開業、現在に至る。公認会計士。25年JSASA理事長に就任。

あしざわ みちこ
96年KPMGセンチュリー監査法人(現あずさ監査法人)入所。産業再生機構、アドバンテッジパートナーズを経て、13年に博士号を取得し、横浜市立大学准教授。23年慶應義塾大学准教授。専門はスタートアップエコシステム。25年JSASA副理事長に就任。

まつざわ かおる
02年森綜合法律事務所(現森・濱田松本法律事務所)入所、19年三浦法律事務所パートナー。21年女性社外役員を育成・紹介するOnBoard社を設立。23年から渋谷区副区長。弁護士・ニューヨーク州弁護士。25年JSASA副理事長に就任。