金融サービス不正利用排除 ~近時のアップデート~第22回

Web限定

IBの悪用増加を踏まえたトクリュウ対策と要請文改訂のポイント

金融機関は即時化が進むマネロンや不正送金に合わせた態勢整備を

鈴木総合法律事務所 弁護士 /鈴木 仁史

投稿日2025.10.17. /週刊金融財政事情

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

警察庁は9月11日、匿名・流動型犯罪グループ(以下、トクリュウ)への対策強化に向け、有識者会議を開催することを明らかにした。トクリュウはインターネットバンキング(IB)を悪用した不正送金等を行っており、官民連携による取り組みが求められる。9月12日には、金融庁と警察庁が業界団体を通じて預金取扱金融機関に対して預貯金口座の不正利用等の防止に向けた対策を改めて要請。IBにフォーカスした対策強化が求められている。そこで今回は、IBの悪用を踏まえたトクリュウ対策および犯収法改正に関する警察庁の有識者会議の議論について検討する。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

すずき ひとし
銀行・信用金庫・生損保・暗号資産交換業者等の金融法務、反社対応・AML/CFT、コーポレートガバナンスなどを取り扱う。著書に『金融サービス不正利用排除事典』(共著)、『実務必携信用金庫法』、『マネー・ローンダリング規制の新展開』(共著)、『地域金融機関の保険業務』(共著、すべて金融財政事情研究会)ほか。

アクセスランキング

【きんざいOnlineからのお知らせ】

  • 2025 年 12 月2日(火) 12 時頃より、システムの不具合により、きんざい Online へのログインがしにくくなる事象が発生しました。22時現在、同事象が解消したことを確認しております。

    皆さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。