特集2トランプ関税の衝撃

トランプ関税政策の本格化で「未曽有の不確実性」時代到来へ

アメリカ・ファースト進行の裏で「金融市場の例外主義」は終焉

MCPアセット・マネジメント チーフストラテジスト /嶋津 洋樹

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「相互関税」の導入は、ドナルド・トランプ米政権に対する市場の楽観を裏切り、投資家に米国資産の再評価を促すはずだ。それは、欧州や日本、中国への資金シフトを意味することになるが、その過程は直線的ではなく、短期的にはかなりの振れを伴うことが想定される。「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ米政権を震源とする不確実性が続く中で、安全資産としての米国資産という「金融市場の例外主義」は終焉を迎えた可能性が高い。

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しまづ ひろき
98年に三和銀行(現三菱UFJ銀行)へ入行後、シンクタンク、証券会社、運用会社などを経て、16年からオルタナ運用を得意とするMCPグループに勤務。投資判断に必要な経済、市場、政治などに関する調査・分析を担当。18年から現職。

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